ライオン、アフリカゾウ、マウンテンゴリラの原型を担当した塚田貴士です。
今回はライオンについて書きます。
ライオンは僕がGILLGILLに入ってからの記念すべき第一作目の作品です。
なぜ初めにライオンかというと・・・それよりもなぜネイチャーシリーズなのか?ですね。
そもそもプラクティスキットはGILLGILL店長さんが考えられた、一般の方にも色を塗る楽しさをわかってもらいたいという思いから出来た商品なので、ずっと売れるもの、一部のマニアだけじゃなくGKどころかフィギュアのことを全然知らない人にも手に取りやすい商品、題材として考えたのがプラクティスキットでその中でもネイチャーシリーズだったのです。
そしてネイチャーシリーズの第一作目となれば、やはり百獣の王だろうとあまり人の意見も聞かず、勝手に決めてしまいました・・
いろいろ考えつつも造りはじめたのですが、なかなか上手くいきません。。
思い起こせば、生物っぽい造形が好きで造りたい造りたいと言いつつ、ちゃんと造った事なかったなー。。以前はウルトラマンや仮面ライダー等の食玩をいくつか造らせてもらっただけで、個人的に造っていたモノは完成すらした事がない状態。
そういえばボクはいつもぶっつけ本番今までやった事ないけど自信あると言って造ってた事が多かったな。。
今は自分の向き不向きもわかってきましたb
やっぱ生物系が好きだなー。でも仕事で細かいメカっぽいのを造ったりしとります。
まぁ話を戻して・・
特に、たてがみが全然上手く造れず、ずーっとイジってました。。たてがみは未だに心残りです。機会があればまた挑戦したいですね。
でもでもこのライオン自体はネイチャー3つの中では一番気に入っております。象の方が上手く出来てるとは思うのですが、実際のライオンをそのまま造るのではなく、自分のイマジネーションを上手く取り入れれたなーと思っております。なので気に入っております。
なに造っても、誰が見てもおおこれは塚田の造ったヤツだなと言われる様になりたい。
ベースはまたすごく苦労しました;
しばらくデザインを考えていたのですが、なかなか上手くいかず、旋盤で削り出したいくつかのパーツをもらってそれをくっつけてベースの下半分にし、そこからポリパテでベース上半分の形を出しました。
これを
フィギュア作家の新世界展に間に合わさなければいけなかったので、東京へ搬送するギリギリの時間まで必死で作業していました。
しかし、ギリギリの状態で生まれたこのベースなかなか好評で、自分でもいいラインがでたなーと感心してしまいました〜
そして、顔だけじゃ剥製みたい・・と言われたり、確かにこれじゃー・・でもコストが・・という葛藤が頭を悩ませていたのにそんな自分の抑制をぶち壊して、このベースのデザインを思い付いた時点で、よし腕も付けよう!と、コストだなんだ関係ない!すこし値段が高くなっても、こっちの方が買ってもらうみんなに喜んでもらえる!!と確信を持ってからはベースもライオン本体もすぐに仕上がりました。
今思えば誰も顔だけで造ってなんて言ってなかったかな。。まぁいいや
次回は象について書きたいと思います。
下記は造型時に参考とした資料です。
参考資料
野生の大地―森田千恵子写真集 [東方出版]
動物(ニューワイド学研の図鑑) [学研]
動物のくらし ほ乳類・鳥類・両生爬虫類(ニューワイド学研の図鑑) [学研]
ディズニー幼児ずかん4 ライオン・とら [講談社]
動物ワールド 田中光常